日時:2025年10月18日(土)JST 13:00~15:30 東京大学ホームカミングデイ内企画として
形式:オンライン(一般)
申し込み:東大ママ門2025年HCDイベント | Peatix
概要:東大ママ門は、2011年以来、ホームカミングディにおいて家庭や育児、WLBなどについて語る場所があまりないことから、東大卒業生組織の1つとして立ち上がりました。以来、主に内部の交流目的で年一回のHCDでは情報交換イベントや月一回程度のオンライン交流会を続けてきました。
『東大卒の研究』では、東大卒女性の多様な在り方が明らかになりました。世間的な「東大なんか出たら結婚できない」などの”噂”に反して、子育てと仕事の両立をしている女性も多く、もっと発信していくべきだという結論を記しています。
とりわけ、いかに多様で、公平で、インクルーシブな社会をつくるかという観点で活動している卒業生の姿を後輩(女子中高生、在学生、若い卒業生)に見てもらいたいと思い、本パネルディスカッションを企画しました。
ライフイベントをはさみながらも単線的ではないキャリアを築いてきた登壇者のお二人のお話は、これから出産や育児をしていく方や、キャリアチェンジを検討している女性の参考にもなるかと思います。
モデレーター:
中野円佳 東京大学多様性包摂共創センター DEI共創推進戦略室副室長・准教授
2007年東京大学教育学部卒。第一子妊娠時に情報交換の必要性を感じ「東大ママ門」創設。日本経済新聞社、フリージャーナリストなどを経て、22年東京大学大学院教育学研究科博士課程修了、25年博士号(教育学)取得。著書に『「育休世代」のジレンマ』『なぜ共働きも専業もしんどいのか』『教育にひそむジェンダー』ほか、『東大卒の研究』で「東大卒の結婚・家族形成」章を執筆。現在、不登校の親の葛藤について研究中。
パネリスト:
忍岡真理恵 HERALBONY EUROPE CEO
2006年東京大学法学部卒。2008年東京大学法科大学院を卒業するも、ファーストキャリアとしては幼少より憧れていた経済産業省に入省。同年司法試験合格。複数の法案に関与する中でビジネスが持つ社会を変革する力に惹かれ、留学を経てマッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社で事業戦略などに携わる。その後、株式会社マネーフォワードにて事業開発、社長室長、IR責任者を歴任。23年「異彩を、放て。」のミッションに惹かれ自らアプローチして株式会社ヘラルボニーに入社。COOを務めた後、2024年秋よりパリに設立したHERALBONY EUROPEのCEOを務める。米国ペンシルベニア大学ウォートン校MBA(経営学修士)修了。プライベートでは10歳男子を育てるシングルマザー。
玉川絵里 ミダス財団 事業統括
2012年東京大学法学部を卒業し、同年三菱総合研究所入社。『イノベーションによる解決が期待される社会課題一覧(日・英)』(2022年、三菱総合研究所)や、『「共領域」からの新・戦略 イノベーションは社会実装で結実する』(2021年12月、ダイヤモンド社)などの発信実績をもつ。2024年1月よりミダス財団に事業統括として従事し、海外の貧困地域における小学校・孤児院の建設や、日本国内における特別養子縁組の支援、子どもの体験格差解消事業などを手がける。3児の母。
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東大ママ門とは:卒業生団体。HCDで家庭やWLBの話をする企画が他になかったことから、2011年中野円佳設立。Facebookグループには0歳~小中学生の子を持つ母親を中心に、20~50代の東大卒業生600人以上が登録。「子育て中だが、会社内にはまだロールモデルが少ない」などの悩みを、同じ大学出身という共通基盤の下にFacebookのグループページ(非公開)で共有する交流会を実施したり、東洋経済オンラインで不定期で発信をしたりしている。