2025年9月22日(月)に開催されたキックオフシンポジウムでは、学内構成員からDEI意識啓発ポスターの募集を募り、ポスター展示を行いました。
キックオフシンポジウム「共に創るDEI」イベントレポート②ネットワーキング&DEI啓発ポスター展示 | IncluDE 多様性包摂共創センター | 東京大学
展示された5つのポスターの中から、「DEI意識啓発のメッセージ性が特に高い」以下の2つのポスターを本郷キャンパス内で、約1か月の間(2025年11月5日∼2025年12月5日)掲示することになりました。各ポスターの掲示場所については、以下のマップをご参照ください。

★①「私たちって、どこまでだろう。」の掲示場所
★②「性自認の多様さから考えるDEI―当事者/非当事者の垣根を取り払って―」の掲示場所
①「わたしたちって、どこまでだろう。」 (野添浩士、職員)
キーワード:心の範囲、無意識、分断、未来志向
伝えたいこと:過去から現在に至るまで、私達は常に自分と同じか異なるか、言い換えれば「仲間」か「その他(あるいは敵)」かを感受し、分断を行ってきました。これは無意識に、かつ一定の合理性の下で行われているため今後も続くでしょう。ですが、気付きと理解がその境界線を広げ、変え、より明るい包摂を未来にもたらすはずです。“わたしたち”なら、知見と多様性の力で、半歩先の未来から現在を見渡し、変えられるのではないでしょうか。
どのような意識の変容をもたらしたいか:人間に限らず知能というものは不用意に境界線を引いてしまいます。まずはそれを自覚し、日々意識できるようになってほしいと願います。その線引きは、どんなに科学的な根拠があっても、ある意味では普遍的なものに成り得ないはずです。たとえば、AIは本当に“わたしたち”の外側なのでしょうか。このポスターが、未来志向から自分達の分断を捉え直す力を育む契機になってくれればよいと思います。

②「性自認の多様さから考えるDEI―当事者/非当事者の垣根を取り払って―」(稲田真子・青木門斗、大学院生)
キーワード: SOGI、性自認、トランスジェンダー、ノンバイナリー、クエスチョニング
伝えたいこと: 自身の性についての認識(性自認)には多様なあり方があります。例えば、出生時に割り当てられた性と性自認が合致しない場合(トランスジェンダー)や、男女の枠組みに囚われない性自認をもつ場合(ノンバイナリー)もあります。それらは、必ずしも外見・容姿から判断できるものではありません。SOGIは全ての人が当事者であるからこそ、大学構成員の皆さまには、様々な性自認をもつ人がいることを常に念頭において振る舞ってほしいと考えます。
どのような意識の変容をもたらしたいか: 「セクシュアル・マイノリティは自分の周囲にはいない」「性の多様性は自分には関係ない」という意識を持っている方々には、「自分の周囲にも、自分とは異なる性自認をもつ人がいる」「自分の言動が、身近にいる当事者を傷つけることがある」「性の多様性は自分にも関係がある」という意識を持っていただきたいです。また、理解しているつもりでも他者を傷つける言動は起こり得るという危うさ、だからこそ一人一人が意識することが大切であるということも伝われば嬉しいです。
