【共催イベント】3/5 分断の時代にフェミニズムは何をなしえるのか?—フロランス・ロシュフォール著『世界のなかのフランスのフェミニズム」を手掛かりに』—

2026.2.12

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【共催イベント】3/5 分断の時代にフェミニズムは何をなしえるのか?—フロランス・ロシュフォール著『世界のなかのフランスのフェミニズム」を手掛かりに』—

分断の時代にフェミニズムは何をなしえるのか?—フロランス・ロシュフォール著『世界のなかのフランスのフェミニズム」を手掛かりに』—

「1990年代以後のフランスにおけるフェミニズムとライシテ」(Féminismes et laïcités en débat en France depuis les années 1990)

分断と亀裂が深まる現代社会において、フェミニズムの思想と運動は社会を読み解くための重要な理論的・実践的ツールとして、2010年代後半から改めて大きな注目を集めてきた。フェミニズムの裾野は、人種、階級、宗教、アイデンティティなど、これまで十分に可視化されてこなかった多様な立場を包摂しながら拡張しつつある。他方、その包摂性と多様性は、フェミニズム内外に新たな緊張や分断も生み出している。

とりわけ、社会的資源へのアクセスの差異をめぐる女性間の亀裂や、トランスジェンダーをめぐる支援と反発、宗教と世俗性(ライシテ)をめぐる対立、収益化されるオンライン・ミソジニーの広がりは、今日のフェミニズムにおける連帯の条件そのものを問い直すことを喫緊の課題としている。

本シンポジウムでは、『世界の中のフランスのフェミニズム』の刊行を手がかりに、著者のフランス国立科学センター(CNRS)の歴史家フロランス・ロシュフォール氏を招き、1990年代以降のフランスにおけるフェミニズムとライシテをめぐる議論を、その豊かな歴史研究の成果にもとづきながら論じてもらう。また、3名の討論者が日本のフェミニズムにおける昨今の分断の事例を紹介し、現代フェミニズムの直面する分断をどのように理解し、いかに乗り越えうるのか、参加者の皆さんと一緒に考えることとしたい。研究者・学生・一般の方を問わず、関心のある方の参加を歓迎します。

開催概要

【日 時】2026年3月5日(木)17:30〜19:30

【形 式】基調講演/討論 

【使用言語】日本語、フランス語(日本語通訳あり)

【会 場】東京大学 本郷キャンパス 教育学部棟 A200

【登壇者】

 基調講演:フロランス・ロシュフォール(Florence Rochefort)

      フランス国立科学センター(CNRS)所属歴史家。専門はフェミニズム・女性・ジェンダーの歴史、ライシテ。主な著作に Le pouvoir du genre. Laïcités et religions 1905–2005、共編著に Ne nous libérez pas, on s’en charge : Une histoire des féminismes de 1789 à nos jours など。

 司会:隠岐さや香

 通訳:伊達聖伸

 討論:高井ゆと里/越智博美/田中東子

【お申込み】https://forms.gle/aToAyKg6GifRXnQ6A

【主催・共催】

主催:現代フェミニズム研究会

https://2025510researchsocietyforfeminism.my.canva.site/20260305

        東京大学大学院情報学環(田中東子研究室)

        東京大学大学院総合文化研究科 地域文化研究専攻(伊達聖伸研究室)

共催:東京大学IncluDE 多様性包摂共創センター DEI研究部門

※本シンポジウムは、科研費「ポスト世俗時代における地域間比較宗教学に向けて―複眼的世界像の構築と分析」(JSPS 25H00456/代表:伊達聖伸)の支援を受けて開催されます。