---表面 IncluDE UTokyo(インクルード ユー トウキョウ) 多様性包摂共創センター (IncluDE UTokyo(インクルード ユー トウキョウ) 多様性包摂共創センターロゴマーク) -- IncluDEって何? IncluDE(インクルード)は、2024年に東京大学に新しくできたセンターです。 いろいろな人が「こんなことで困っているよ」と教えてくれたことを出発点にして、いろいろな役に立つサービスや道具をつくったり、研究をしたりします。そして、すべての人が同じように大切にされる場所を、みんなで作っていきます。 IncluDEは、ふたつのグループが一緒になってできました。 1つは障害のある学生や研究者の手助けをする「バリアフリー支援室」、もう1つは女性の学生や研究者がすごしやすい大学になるように応援をする「男女共同参画室」です。 新しいセンターになってからは、障害のある人たちや女の人たちだけではなく、さまざまなことで困っている人たちや、数が少ないという理由でいやな思いをしている人たちや、研究する大学の先生たちも加わり、一緒により良い社会をつくっていこうとしています。 合い言葉は: Nothing about us without us!(わたしたちのことを、わたしたちぬきで決めないで!) IncluDEはこの気持ちを大切にして、いろいろな活動をしていきます。 「D」「E」「I」とは? IncluDEはDとEとIが大文字になっていて、ロゴもDEIの3文字が組み合わさってできています。 「D」と「E」と「I」の3つをくっつけて「DEI」と言うことがあります。 これは、いろいろな人が、公平に、そして、尊敬しあいながら協力することです。 では、「D」「E」「I」とはなんでしょうか? 「D」は「多様性」を意味します。いろいろな人がいるということです。 障害のある人もいれば、ない人もいます。男性も女性も、それ以外の性別の人もいます。 生まれた国も違うし、使うことばも、違うかもしれません。 多様性は、英語でダイバーシティ(Diversity)というのですが、その最初の文字です。 「E」は「公平性」を意味します。 いろいろなひとが、対等に生きていけるということです。 公平性は、英語でエクイティ(Equity)というのですが、その最初の文字です。 「I」は「包摂性」を意味します。 いろいろなひとが、仲間はずれにされず、尊敬しあいながら協力しあえること、そしてみんなが「ここにいてもいいんだ」と感じられることです。 英語では、インクルージョン(Inclusion)というのですが、その最初の文字です。 -----裏面 01 DEI研究部門 DEI研究部門には、「男の人はこうあるべき」「女の人はこうあるべき」と私たちが思い込んでしまっている捉え方(ジェンダー)や男性と女性だけでなくそれ以外の性別や、好きになる性など性の在り方全般(セクシュアリティ)について研究している人、障害について研究している人がたくさん集まっています。 研究者同士が、おたがいの研究の成果を伝え合いながら、「実際に必要としている人」「使う人」の立場から考える、新しい社会のしくみ(=DEI社会デザイン)についての研究を進めていきます。 02 DEI共創推進戦略室 (背景に戦略室が研究部門と実践部門をつないでやり取りしていることを示す双方向の矢印が描かれている。 イラストで「困っている人達とのつながり」「会社や役所、他の大学などとのつながり」と書かれた囲みがある) DEI共創推進戦略室は、IncluDE(インクルード)のまんなかで大切なはたらきをするところです。「研究をするチーム」と「実際に動く(実践)するチーム」のあいだをつなぎます。会社や役所、大学などと力を合わせたり、ビジネスを始めることを応援したりして、研究の成果を社会に広げて実際に使えるようにしていきます。 具体的には、DEIについての新しいアイデアを出し合ったり、誰も仲間外れにならない環境づくりのためのプログラム(教育・研修)をつくったりして、いろいろな人に知ってもらうための活動をしています。 数が少ないことで嫌な思いをしている人や、障害がある人たちが過ごしやすくなるためには、実際にどのようなことで困ってい るのかを知る必要があります。DEI共創推進戦略室では、障害のある人たちなど(当事者評議会)からのアドバイスや意見をもらいながら活動しています。 03 DEI実践部門 (図で「男女共同参画室」→「ジェンダー・エクイティ推進オフィス」 「バリアフリー支援室」→「バリアフリー推進オフィス」と、組織が変わったことを示している) この2つのオフィスは、今までやってきたサポートの仕事を、そのまま続けていきます。そして、IncluDE(インクルード)の一部門としてひとつになり、一緒に動くことで、いくつもの困りごとが重なっている人(たとえば、女性で、障害があって、性的マイノリティの人など)にも対応できるサポートを行っていきます。 また、研究部門でわかったことを取り入れて、今よりもっと良いサービスを大学の中で行います。さらに、サポートの現場で見つけた「新しいニーズ(必要なこと)」や「気づき」を研究部門に伝えることで、知=研究と実践=サポートのよい流れをつくります。 IncluDEで目指していること 01 「こんなことで困っているよ」と教えてくれる人たちと、研究者が協力して、すべての人が同じように大切にされる場所を作っていきます。 02 実践チームがサポートの現場で見つけた「新しいニーズ(必要なこと)」や「気づき」を研究チームに伝えることで、サポートのよい流れをつくります。 03 今まで、東京大学の学生や教員に、女性は多くありませんでした。性別に関係なく、だれもが過ごしやすく、活躍できるキャンパスをつくります。 04 学んでいる人も働いている人も、大学にいるすべての人が、それぞれの人生の段階に合うようなサポートを得られるようにします。 05 さまざまな困りごとが重なり合う人が差別されたり、他の人が得られているものを得られなかったりしないように、環境をととのえていきます。 ―――裏表紙 IncluDEのロゴ ウェブサイトのご案内 01 IncluDEのWEBサイト(日本語) [IncluDE(インクルード)日本語版公式ウェブサイトのリンク二次元コードあり 以下リンク先URL: https://include.u-tokyo.ac.jp] 02 IncluDEのWEBサイト(英語)  [IncluDE(インクルード) 英語版公式ウェブサイトのリンク二次元コードあり 以下リンク先URL: https://include.u-tokyo.ac.jp/en/] 03 東京大学 ダイバーシティ&インクルージョン宣言  [東京大学 ダイバーシティ&インクルージョン宣言PDFファイルのリンク二次元コードあり 以下リンク先URL: https://www.u-tokyo.ac.jp/content/400190664.pdf] :東京大学では、誰ひとり残さず、多様なみんなが「平等に安全・安心な場」を一緒に作り上げていきます 04 東京大学における性的指向と性自認の多様性に関する学生のための行動ガイドライン  [東京大学における性的指向と性自認の多様性に関する学生のための行動ガイドラインPDFファイルのリンク二次元コードあり 以下リンク先URL: https://www.u-tokyo.ac.jp/content/400232573.pdf] :東京大学では、性の多様性を尊重しあいながら安心して大学生活を送るための環境づくりを進めています